キラリ ライフブログ

中学生子育て、私立高校事情、アラーフォーの日常生活の雑記ブログ      ~毎日、楽しく、シンプルに~

(子育て)「学力の経済学」の本を読んだ感想

子育てして思うこと、そして、高校受験を
通して思うことは、教育費はお金が
かかるということです。

それなりに教育を受ける環境を
つくらないと自分自身が心配に
なってしまったり・・

そんな心配を少しでも解消したい、
そして子育てのヒントになればと思って
手にとったのは


教育経済学者の中室牧子さんの
「学力」の経済学です。


作者は、お子さんがいらっしゃらない
経済学専門の人で教育哲学もありません
が、アメリカのデータをもとに
子供の教育について、そしてよく母親が
直面している問題を取り上げている
ところがこの本の興味あるところでした。

 

 

 

子供をご褒美で釣ってはいけない?

1.「テストでよい点を取ればご褒美」と
2.「本を読んだらご褒美」
がどちらが効果的か?

という実験がありました。
親としては、テストが結果でそれまでの
経過があるので、1のほうが効果的かと
思っていました。

 

ご褒美実験によると、

学力テストの結果がよくなったのは、インプット
にご褒美を与えられた子供たちでした。

 

アウトプットではなく「本を読む」「宿題をする」
のインプットにご褒美の方が効果的

 

子供にとっては、遠い結果よりも近いほうに
ご褒美のほうがやる気もでますね。 

「勉強しなさい」はエネルギーの無駄

これついつい無意識に言ってると思います。
そして、母が娘に言うのは一番逆効果の
よう。
男の子なら、父親がかかわるほうが良い。

 


親とのかかわりで何がいいのか?

「勉強しなさい」と言ったり、確認する
よりも効果的な結果がでたのは

 

「横について見ている」

「勉強をする時間を決めて守らせている」

 

親の時間をすこし犠牲にした手間が、
いい効果があらわれているみたいです。

 

「そんな時間はない・・」

 

そんなときは、

身近な人、きょうだい、祖父母や
塾の先生などでも、効果は同じでした。

教育はいつ投資するべきか?

「投資」をいう表現は、ちょっと違和感があり
ますが、どういう教育が子供にいいのか?
を考えると、収益率を考える現実感覚を
持っておくことは損にならないと作者
は言っています。

 

大学入学までに学資保険でお金を貯め
てそこにお金を使う人も多いと思います。

しかし、もっとも収益率が高いのは、
「幼児教育」というデータでした。

 
「人的資本への投資は、
とにかく子供が小さいうちに」

 

勉強だけではなく、
しつけ・人間形成・体力・健康
など学力以外の能力は、とても重要
になってくるので、小さいうちに
ということです。

 

非認知能力を鍛える方法

中学生からでも大丈夫!
非認知能力は成人後まで可鍛性
あるのです。

 

「背筋を伸ばせ」それを充実に実行でき

た人は、成績が向上したとのデータが
あります。

意識しないとできないことを継続的に
行ったことが「自制心」が鍛えられるの
です。

 

他にできそうなものなら

・レコーディングダイエット

・スケジュール管理

です。

スケジュール管理は、大人になっても
なかなか難しいところ・・

身近な教育問題

 子育て世代には、直面している学校のこと
教育問題があります。

それを取り上げて、アメリカの教育と経済で
比較してデータでの結果がとても参考に
なりました。

  • 小人数学級には効果があるのか?
  • 生徒一人に一台のタブレット端末配布
  • 学校別順位は公表するべきか?
  • 子供手当は学力向上に因果効果を持つか?
  • 教員免許制度について
  • いい先生に出会うと人生が変わるのか?
  • 学校で平等にした教育の効果
  • しつけを受けた人は年収が高い

 

▽どの章も読みごたえがあります。
子育て世代の方におすすめです。

 

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おわりに

日本の教育問題、子育て世代が遭遇している
問題などをアメリカの研究のデータをもとに
書かれている本で、とても読みごたえが
ありました。

アメリカは、移民も多く、多くの国の人たちが
一緒に暮らしています。
教育環境、経済状況もさまざまで貧困の差も
あります。
そんないろんなパターンでのデータが活用
されています。

 

これを読んで、日本は教育の研究が少し遅れている
ような気もしました。
親世代と比べて、速いスピードで教育がかわりつつ
あります。子育てしていて悩みも多く、ちゃんと
自立した大人になれるのかな?と心配ばかり

勉強も大切だけど、小学校に入る前の
親とのかかわりや基本的なしつけなども
大切にしながら子育てしていきたいもの
です。

 

 ▽こちらはイギリスの教育問題と学校のことが
わかるブレンディみかこさん親子のエッセイ
中学生も読みやすい本でした。

kirari-life.com

 

 

 

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