今週のお題「読書の秋」
今週読んだ本
東野圭吾「夜明けの街で」
「不倫するやつなんて馬鹿だと
思う」
って言ってたこの主人公
ふとしたことから、そんな流れに
なっていく・・
それは、よくある日常
30代の派遣社員が会社にやって
その女性の「歓迎会」
よっぱらったこの派遣社員を
やさしいこの主人公が自宅まで送って
あげることから二人の出会い
秘密の誰も知らない過去を持つ女性は、
ミステリアスな雰囲気で
謝ることができない・・
そして、過去に起きた未解決殺人事件に
関わっているのか?
「ごめんなさい」が言えない理由
なんてあるのか?
と思ったけれど、彼女の過去の出来事
がそうしたということが
後にわかります。
派遣女性の魅力 にどんどん
引き込まれていく30代後半のこの男
家には、かわいい幼稚園の娘と
主人のために生活を守る妻
がいるのに・・
「何が不満なの~?」
「もうその辺で終わりにしておけば?」
「泊まりの言い訳ばれそう?」
「男の友情ってアリバイ工作するの?」
「ファミリーカーに愛人のせたら
ばれるだろ?」
と、つっこみ入れながら読みすすめて
いってしまいます。
バレないのか~?
バレたらどうなる?
と、心配しながら読んでしまいました。
彼女と付き合いながら、
どんどん、彼女の過去を知ることに
なる。
過去の未解決問題もやはり気になり
始めます。
家に帰れば、いい夫とパパになり、
不倫相手の前でも都合のいいこと
を言っている
どっちつかずのこの行動
このやさしさが、みんなを傷つけてる。
なのに・・・
女性の過去の出来事が
わかりはじめてくると、
家族を捨てる危険なことができなく
なり戻ろうとする。
気持ちが、はっきりしないこの男
非日常と、家庭には不満がないのに
不倫する男の心の中を見れる
ストーリーでした。
派遣社員の女性が、
すべての過去を
話してくれたのは、時効の日
ストーリーの途中で何か
おかしい・・
と思いながらも、衝撃的な結末に
は、少し苦しかったな。