キラリ ライフブログ

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読書 東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」妹の復讐に燃える兄


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「お兄ちゃん以外、誰も信じられない・・」
妹の園子から電話があった。
上京して、東京で離れて住んでいるたった
一人の妹の様子がいつもと違うことが
気になっていた。

数日後、兄の康正は妹がどうしても
気になり、アパートに行く。
ベッドに横たわって、冷たくなった
妹の園子
園子が死んでいた・・

そんな事件から、この本が始まる


妹の死体を前に
これから自分がとるべき行動
を整理した。
この短時間で多くのことを考え
抜いて決断した。
もう後戻りができない道に進んで
いく康正

あの妹の電話からして自殺とは
思いたくない。

兄の康正は、愛知県警に勤務している
警察官。
父親を子供の頃に亡くし、母親は数年前に
病死。康正が警察官になった理由が
子供の頃、お湯を妹の背中の上でこぼして
しまい、やけどをおわせてしまったことの
申し訳ない思いと
自分が、先に幸せになってはいけない。
妹の幸せを強く望んでいた兄なのです。

康正が「警察官として検証するのではなく
兄として犯人と真相をつかむ」
というストーリーがこの本の読みどころ


康正は、交通課に配属されているが
警察という職業は同じ
「現場検証」で証拠になるようなものを
先に見つけだして隠し持ち、それから、
警察を呼んだ。
現場にきた刑事の「加賀恭一郎」は、他の
刑事よりも違った角度から、隙を見逃さない
目のつけどころがどうも違っている。

康正は、職業柄、どんな質問をしてくるか
予想をしているので、答えを用意して
冷静に感情をださないように受け答えを
していく。表情やしぐさに気をつけながら
誰にも警察官だと気づかれないように・・


愛知交通課の仕事をしたら、現場検証をするために
東京の妹の部屋に来て忙しい日々を送っている。
これも、死んだ妹の真相をつかむため

徐々に、容疑者が浮かんでくる

一人は、元彼
一人は、高校時代からの親友

 

一緒に上京した親友は、女子大生になって
あか抜けてきて可愛くなってきた。
元彼は、園子がOL時代に路上で絵を売って
いたことがきっかけで出会い。
二人とも意気投合してつきあうようになった
いう流れ

そんな大好きたった彼に、自分の親友を紹介
する。

自分より可愛い女友達を紹介するのは
どうなのか?
と思いながら本を読み進めました。
私の嫌な予想と女の勘は的中

そこから、3人の関係が崩れはじめていく
のです。

 

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おわりに

加賀恭一郎シリーズの第4部を読みました。
この本の読みどころは、
兄、康正が警察官という立場でありながら
兄として妹の復讐に燃えて真相をつかんで
いこうとするところ
そこに、鋭い勘と別の角度から真相に
迫ってくる加賀刑事
二人のからみがおもしろかったです。
女の友情なんてほんとにあるのか?
男も結局は、外見なのか?
園子の死が悲しい事件でした。
加賀刑事が探りあてた真相に、どこまで
ついていけるか?
私は、最後の方がなかなか理解できずに
何度も戻って読み返しました。

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