Gw前に「片付けよう！」という気持ち
になり、休み前に図書館に行きました。
何か片付けるモチベーションになる本
はないかな？と借りてきた「３選」
- ミニマリストな暮らしのつくり方
インスタの写真ですっきりしたお部屋と
収納方法がたくさん掲載
片づけ後のイメージと参考にはなる - １週間で８割捨てる技術
５０代からのライフスタイルをイメージ
ができた。片づけノウハウがあって
できるものとできないものがあるな
と思った本 - わたしのウチには、なんにもない
全５巻
片づけのノウハウではなく、作者
ゆるりまいさんの人生と
片づけストーリーの漫画
時々、なんにもない部屋の写真があって
気持ちが明るくなる本でした。
作者・ゆるりまいさんのこと
失恋して、１７歳で生前整理し始めるところ
から「片付けストーリーがはじまります。」
「悲しいのに気持ちいい～」
の感情にくすっと笑えて同感
社会人になり働き始めた会社は
「ブラック企業」で片づける暇なし
自分の与えられた実家の一部屋は
先祖代々の着物や豪華なタンスで
布団に入りながら部屋を見渡すと、
人の「もの」であふれて
いる部屋に気づく・・・
片づけのきっかけは？
ものに囲まれたお部屋と、一緒に住んでいる
家族は母と祖母の３人暮らし
震災のとき、大変な思いをした経験
「必要なものが見つからない」
これがきっかけで、家族の考えが変わり
はじます。
全く「もの」を捨てなった祖母
ともったいないの母
の気持ちの変化と３人のやりとりが
この本のおもしろいところ
結婚相手がやってくる
本の１巻は、１７歳
本を読み進めていくと結婚の年齢
になってきました。
この３人の家にやってきた「婿」
この旦那さんも「ものを捨てられない」
という性質が・・
そんな彼をどう変えていくのか？
怒らせることなくプライベートに踏み込まず
やさしい言葉でうまくやっていくのが
見習いたいところ
ものを捨てない彼との対立もおもしろポイント
そして、彼の人間力
くせのある祖母と母にすぐ馴染めて
いて同居しているかわいい彼
４人の同居生活
こんなの上手くいくの？と思うけれど
かわいいイラストで仲がいいところ
が伝わってきます。
でも時々、まいさんのイライラ・・
祖母がなぜこんなに「もの」を捨てないのか？
1つ1つの「もの」にはいろんなストーリーが
あります。
なかなか捨てられない代々引き継がれた
のに部屋の隅っこにあったタンスや
着物
そんな祖母も若い頃は、キャリアウーマンで
外国を行き来してブイブイとしていたという
過去が・・
捨てられない「もの」からわかります。
最終巻
対立していた祖母の強さが弱ってきます。
少しずつ「もの」に対する考えがかわり
心の整理をしていき、亡くなってしまい
ました。
おわりに
「片付けよう！！」と思って借りた本
なのに、片付け本でまさかの涙
祖母との関係性は、あまりよくなった
のにこの片付けを通して、お互い
いい思い出を共有できたところが
感動してしまいました。
先祖代々の着物が入った豪華な箪笥の
ストーリーは、読みながら自分の田舎の
家の一室を思い出しました。
片づけることをしないまま
そのままにしてきた祖父母の田舎の家
どうなったのだろうか？
実体験の本で、笑いあり、涙あり
学びあり
読んだら「片付けたい」と実行
したくなる本でした。
