キラリ ライフブログ

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読書 東野圭吾「赤い指」 繋がった親子に感動したけれど、息子の言葉が未解読

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△読書とお菓子
キャラメルティとガトーフェスタハラダのチーズラスク

加賀恭一郎シリーズ第七弾
練馬警察署の刑事として
活躍する最後の作品「赤い指」
を読みました。


この本にでてくる人たちは、
外から見れば、どこにでも
ありそうな家庭

でも、実際は、家族間の中にも
いろんな思いや気を遣いながら
暮らしています。

 

前原家は、認知症の母と姑を毛嫌い
している妻、内弁慶で親に反抗期
の14歳の家族5人


ある日、前原家の庭にかわいい幼児の
女の子が死んでいるところから
この事件が始まります。

誰が殺したのか?というのは
帰ったきた昭夫は検討がついた。

夫婦は、その事件を隠そうということ
を決意する。
引きこもりで親に反抗する息子の
為に・・・


夫の昭夫は、遺体を公園の公衆トイレに
隠します。

どうしてここを選んだのか?

は、まあいろいろな事情で決めたこと
遺体を家から運び、寝かせ
家に帰ってくるという地獄のような
作業

この場面を読むだけで、すごく臨場感
冷や汗がでそうになるほど・・


子供であろうと罪はつぐなうべき
自首することを進めて昭夫

息子に依存しすぎる妻は、その気持ち
は全くなく「息子の将来」と「世間体」

こんなことになって息子の将来は
あるのか・・
どうしてこんなことになったのか?


と、同じような子供をもつ私は
こんなことになる前に解決策は
なかったのか?と考えながら
読み進めました。


次の日は、早速、加賀刑事がやってきた。
するどい視線と、するどい観察力
で質問していきます。

答えを用意していない質問など
家族の反応にいちいち、どきどき
する。


そんなとき、昭夫の母が
すかさず手袋を自分の手にはめた。
加賀刑事も見逃さないけれど、
私もこれは何かあるかも?
と重点ポイントとして記憶


昭夫の母、雅恵は認知症で、
少女にもどります。
でも、そうなる意味があったことに
最後は泣けました。

同居はしているけれど、
迷惑そうにする息子の嫁と、なつかない
孫、それを避けるために無駄に残業して
家族のめんどくさい問題にかかわらない
ようにして帰ってこない息子の昭夫


今回の殺人事件の犯人である息子をかばう
ために、犯人を雅恵しようとした
この家族には少し怒りです。


犯人は、すぐにわかり
すぐに逮捕できる事件なのですが、
加賀刑事はそうしない
というのが、この本の読みどころ

 

 

この家族の嘘を見抜き
雅恵の行動が重要ポイント
です。

加賀刑事が昭夫の良心に訴えかけ
嘘をついたことを認めさせる。

雅恵は本当に認知症だったのか?
この重苦しい家族から逃げるには
自分の世界を作りあげること
だった。
そして、それを作りあげたのは
自分の息子のため
母親の愛情があったのです。


妻も子育てで悩み
子供がいじめられていたときも
夫は見ても見ぬふり
そして、旦那の母との同居
そういう状況も大変だったのかも
しれないという同情も少しあったり・・


この事件解決と共に
加賀刑事は、父親を亡くなります。

加賀刑事も、父親とはギクシャクが
ありました。

この昭夫の親子と同じで
見えないところでしっかりと
繋がった親子の姿があったという
こともこの本の読みどころ

繋がった親子の姿で感動
で終わりたいところだった。

が・・

甘やかされて育ち
自分の思い通りにならないと怒る
この息子が、最後に

「親が悪いんだ」と嘆いた言葉


どいう意味なんだ?
どうしてそう言ったのか?

が、気になってこの本を読み終わり
ました。

 

 


 

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