キラリ ライフブログ

中学生子育て、私立高校事情、アラーフォーの日常生活の雑記ブログ      ~毎日、楽しく、シンプルに~

読書 東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」人間の悲哀のミステリー


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今週読んだ本
東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」

5つの事件からなる
テレビ番組では、阿部寛が演じた
加賀恭一郎シリーズの
短編推理小説

 

 

  1. 嘘をもうひとつだけ
    バレエ団の事務員がマンションから
    転落。本当に自殺なのか?
    彼女にはアリバイ、殺人動機がない
    はずだけど・・
    バレエの世界、バレエで表舞台に
    立ち続けるための練習や演出家
    たちのこと
    その詳細を徹底的に調べあげる
    ので勉強にもなった

  2. 冷たい灼熱
    奥さん、息子が見つからない・・
    見つかった場所が意外な場所
    刑事の捜査とするどい目つき
    子供のことをどれだけ覚えていたのか?
    部屋の荒らし方
    いろんなところから犯人へ結びつく
    手がかり

  3. 第二の希望
    子供に自分の夢を託して、「体操選手」へ
    そんな夫婦の教育方針がぶつかり合う
    のはよくある話
    二人三脚で頑張っていた娘の母
    もう娘の実力に口出しできないレベル
    になったときにどうなる?
    心の隙が思わぬ行動になった母
    守るべきものを守ろうと思ったときは
    遅かった・・

  4. 狂った計算
    「こんな旦那絶対いやだ」
    と思わず心の中で思ったこの夫婦
    外から見れば、素敵なマイホームと
    いい夫婦
    でも、実際は全然違う
    旦那だけでなく、敵は旦那の姑と旦那の
    きょうだいまで
    そんなときに、家のメンテナンスに
    くる営業マン
    彼といるのが幸せだったけれど・・

  5. 友の助言
    友というのは、この加賀刑事
    この独身男に何を相談したかったのか?
    相談するために会う約束をしてくた矢先
    交通事故にあってしまう。
    不自然な事故、不自然な家族や当日の
    様子。
    もしかして殺そうとしたのはこの人?
    その動機と子供が書いた「魚の絵」の
    真実がわかったとき、ぞっとした・・



すぐに「この人犯人かも?」
と推理はできても、動機がそれを紐解く
のは、むずかしい・・

何度も同じことを聞かれる質問
その日の出来事、アリバイ、質問に答える
ときの表情や、その時の部屋の状況
その人の職業
それら、ひとつずつが「事件を紐解く鍵」
になっているのがおもしろいところでした。
何気なく読み進んでいるけれど、
重大なヒントが隠されているのです。

それぞれの短編の事件は
「人間の悲哀」を描く新しい形の
ミステリーでした。

 

 

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